バレエ誕生

夢のバレエ、あこがれのダンス

数ある舞台芸術の中で、バレエほど素晴らしいものはない。優雅で華麗なバレエ。何よりも、正当に訓練されたダンサーたちの舞台ほど想像力を掻き立てるものはない。バレエだけではない。ダンス全般に渡って、厳しい日頃の訓練に打ち勝った者の舞台には、言い知れぬ感動がある。そんなバレエの、さらに他のダンスの魅力を綴ってみよう。

すべてはこの一枚から始まった。

もうずいぶん昔のことである。私が中学校の2年生の春、ピアノの先生から一枚のチケットをいただいた。それがこのチケットだ。 レニングラードバレエ団の「白鳥の湖」 バレエなど生で見たこともないし、「白鳥の湖」も抜粋で音楽は聴いていたが、全曲聴くのも初めてだ。このチケットを手にした時、高額な値段にびっくり。なくさないようにと、大事に引き出しの奥にしまっておいたのを思い出す。 この公演を見たことが、これから始まる舞台芸術への道の始まりだった。すべては、この一枚から始まったのだ。

1971年、昭和46年5月10日、当日、心を時めかせて、先生と会場の新宿厚生年金会館へ。そして、目の前に広がった光景にうっとり。チャイコフスキーの優雅な音楽に、華麗なダンスが次々に登場する・・・。この時いただいたパンフレットは、人生における最高の宝物だ。改めて、先生に感謝!